あの嫌われ者が・・・
先日ニュースで知りました。
な!な!なんと!!
あの嫌われ者のカメムシで芳香剤!
兵庫県の中学生たちが、カメムシの香りを活かした芳香剤の開発に挑戦しています。
驚くことに、カメムシの中にはフルーティーな香りや、まるで甘いクッキーのような香りを放つ種類もあるそうです😲
普段は嫌われ者のカメムシですが、その意外な魅力を引き出そうと奮闘しているのです。
匂ってみたいような、みたくないような・・・(笑)
二つの香りの抽出には成功したものの、大量のカメムシを飼育する方法など課題があり、現時点では芳香剤として製品化には至っていないそうです…。
しかし、彼らの研究は今もなお続けられているとのことです。
いつかカメムシの芳香剤が、薬局やスーパーの店頭に並ぶ日が来るかも
しれませんね\(^_^)/
楽しみが広がります!


カメムシとパクチーは同じにおい?

この話もよく聞きますよね(笑)
カメムシとパクチーは、実は同じような匂い成分を持っていると言われています(笑)。
それもそのはず、パクチーにはカメムシと共通の「デセナール」や「ヘキセナール」といった香り成分が含まれているのだそうです。
さらに驚くことに、パクチーの和名は「カメムシ草」と呼ばれているそうですよ。
ただし、パクチーには胃液の分泌を促進し、腸内のガスを排出するなど、さまざまな薬効作用がある優れた食材でもあります🥰
余談ですが、知り合いの話で面白いエピソードがあります。
子どもの頃、自転車に乗っているときに口の中にカメムシが入ってしまい、ものすごい臭いを感じたそうです。それ以来、パクチーの匂いが苦手になったとか(笑)。
同じような経験をした人がもう一人いて、やはり口を開けて自転車に乗るのは危険だと教えてくれました🚳
一方で、海外にはカメムシの独特の匂いを好み、生きたカメムシをガムのように噛んで楽しむ人もいるそうです。
自然の香りの好みは本当に人それぞれですね!
セミ、アブラムシ、アメンボ、トコジラミ……
実は分類上は、みんなカメムシ😯
そうなんです!😯
セミ、アブラムシ、アメンボ、トコジラミなどは、すべて**半翅目(はんしもく)**という昆虫のグループに属していて、広い意味では「カメムシの仲間」とされます。
✅ 半翅目(カメムシ目)とは?
・「半翅(はんし)」とは、前翅の一部が硬く、残りが柔らかいという特徴から来ています。
・口が**ストロー状(口吻)**になっていて、植物の汁や動物の体液を吸う種類が多いです。
各昆虫の分類(簡単に)
名前 | 半翅目の中での分類 | 特徴 |
---|---|---|
セミ | セミ亜目 | 大きな声で鳴く、幼虫は地中で長く過ごす |
アブラムシ | アブラムシ科(ヨコバイ亜目) | 植物の汁を吸う、小さくて大量に増える |
アメンボ | アメンボ科(カメムシ亜目) | 水の上をスイスイと歩く、脚が長い |
トコジラミ | トコジラミ科(カメムシ亜目) | 吸血性、夜間に人の血を吸う |
カメムシ | 狭義のカメムシ科 | 強烈な臭いを出す防御機能が特徴 |
意外にも身近な虫たちが「カメムシの仲間」だと知ると、ちょっと見方が変わりますよね😊
カメムシについて
●発生しやすい時期
カメムシが発生しやすい時期は、**春から秋(特に晩夏〜秋)**にかけてです。
🕒 発生ピークの時期
時期 | 状況 |
---|---|
春(4〜5月) | 冬眠から目覚めて活動開始。暖かい日が続くと急に増えることも。 |
夏(6〜8月) | 活動が活発に。植物の汁を吸ったり、繁殖したりする時期。 |
秋(9〜10月) | 家屋への侵入が増える時期!越冬のために暖かい場所を求めて集まりやすい。 |
冬(11月〜3月) | 基本的には活動休止(越冬)。でも室内に入った個体はそのまま生きていることも。 |
❗特に注意すべきは「秋」!
カメムシは寒さに弱いため、冬を越すために家の中(窓枠、壁の隙間など)に入り込もうとします。
そのため、9月〜10月頃になると、急に窓の外に集まっていたり、室内で見かけるようになることが多いです。
🛡️ 対策ポイント
つぶさない!:臭いが強烈なので、紙コップなどでそっと捕まえて外に逃がすのがベスト。
網戸や窓の隙間を塞ぐ:侵入経路をブロック。
洗濯物は取り込む前によく払う:洗濯物にくっついて家に入ることがある。
忌避剤スプレーを窓枠に:市販のカメムシ用忌避剤が効果的。
●発生しやすい植物
カメムシは、植物の汁を吸って生きるため、特定の植物によく集まります。特に果実がなる植物や実のある樹木、豆類、観葉植物などは要注意です。
🍅🌿 カメムシが発生しやすい植物リスト
植物の種類 | 具体例 | 理由・特徴 |
---|---|---|
果菜類 | トマト、ピーマン、ナス、キュウリなど | 実に栄養が多く、果汁を吸うため好まれる。 |
マメ科植物 | エダマメ、サヤインゲン、ダイズなど | 豆のさやを吸うのが大好き。農作物では大きな被害も。 |
果樹 | ミカン、カキ、モモ、リンゴなど | 甘い果汁を求めて多くのカメムシが集まる。 |
花卉植物(かき) | サルビア、ヒマワリなど | 花や茎の汁を吸う。ベランダの鉢植えにも寄ってくる。 |
観葉植物 | パキラ、シェフレラなど | 室内でもカメムシが好んで寄り付くことがある。 |
広葉樹・雑木林 | クヌギ、コナラ、ハルニレなど | 幼虫のすみかにもなる。林や山の近くでは発生しやすい。 |
🐛 特に注意したいカメムシの種類と好物
カメムシの名前 | 好む植物 |
---|---|
クサギカメムシ | 柿・ミカン・ナシ・クリなどの果樹 |
ホソヘリカメムシ | ダイズ・ピーマン・トマトなど |
アオクサカメムシ | 各種野菜・果樹に広く |
マルカメムシ | マメ科全般(特にエダマメ) |
🛡️ 対策のヒント
コンパニオンプランツ:バジルやニンニクなど、カメムシが嫌がる植物をそばに植える。
こまめに収穫:熟れた実や豆は早めに収穫してカメムシのエサを減らす。
防虫ネットの活用:家庭菜園なら物理的にシャットアウト。
カメムシは刺激を受けなければ、臭いを出すことはありません。
もし室内に入ってきた場合は、底を切ったペットボトルを使ってそっと追い込み、外に逃がしてあげるのがおすすめです。
余談ですが、なんとカメムシは自分の臭いで死んでしまうことがあるそうです(笑)。
自然の不思議ですね!
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