
ふとカレンダーを見れば、もう6月。
空はどんよりと曇りがちで、朝からじっとりとした湿気がまとわりつく。
そう、今年もまた、あの憂鬱な梅雨の季節がやってきました。
毎年のこととはいえ、この時期になると気分が重くなるのは私だけではないはず。
洗濯物は外に干せず、部屋の中でなんとか乾かす日々。
湿気がこもって空気はジメジメ、床はベタベタ。
そして気づけば、浴室や窓の隅にカビがひょっこり顔を出し始める。
「え、昨日掃除したばかりなのに…」と、思わずため息。
そんな中でもっと気分を下げてくるのが、洗濯物の“生乾き臭”。
干してるのに全然乾かない。時間がたてばたつほど、なんとも言えないあのニオイ…。
正直、仕事に行く前にアレを着るのはちょっとテンション下がります。
だけど、めんどくさがりでズボラな私にとって、
本格的な対策やガッツリ掃除は正直ハードルが高い。
だからこそ、今回は私なりの「ずぼらでもできる部屋干し&カビ対策」をご紹介しようと思います。
完璧じゃなくても、“ちょっとやるだけ”で気分も空気もけっこう変わるんです。
◆ ずぼらでもできる!部屋干しのコツ
まずは洗濯物。これをどうにかしないことには、日々の生活に支障が出ますよね。
1. 洗濯物はギュウギュウに干さない
ついついまとめて干しがちですが、これが生乾き臭の原因に
ハンガーの間隔は手のひら一枚分。厚手のものと薄手のものを交互に干すだけでも、
乾き方が変わります。

2. 扇風機を当てるだけでも効果あり

除湿機はなくても大丈夫。洗濯物に向けて扇風機のスイッチを入れておくだけで、乾くスピードが全然違います。
首振りしなくてもいいし、時間も適当でOK。とにかく風を当てる!
3. エアコンの「ドライ」モードを朝に1時間
起きたらエアコンを“ドライ”に。1時間だけでも部屋の湿気はぐっと減ります。
寝ている間に干して、朝にエアコンを使えば、出かける頃にはけっこう乾いていることも。タイマー設定を使えば消し忘れもなし。

◆ カビとの闘いも「ついで感覚」で
梅雨といえばカビも悩みのタネ。
でも、毎日ごしごし掃除なんて無理ですよね。
ずぼらな私は「ついで掃除」で乗り切っています。
1. お風呂に入ったついでに壁をサッと拭く

水滴が残ったままだとカビの温床。入浴後、タオルやスクイージーでシャーっと水を取るだけ。
1分もかかりませんが、これだけでもカビの発生がかなり減ります。
2. 気になる場所にスプレーするだけ
市販のアルコールスプレーや、重曹スプレー(水100ml+重曹小さじ1)を用意しておいて、
気づいたときに気になる場所にシュッとひと吹き。それだけでもかなり違います。
3.除湿剤は「置くだけ」でOK
押し入れやクローゼットには除湿剤をポンと入れるだけ。
使用期限や中身のチェックは気づいたときでいいんです。
100均でまとめ買いして、とにかくあちこちに“置くだけ”でOK。

「がんばらないけど、カビと臭いはイヤ!」そんなあなたのための、気楽にできる対策です。
完璧じゃなくても、ちょっと気にするだけで、梅雨のストレスはぐっと減らせますよ。

◆ あと、忘れちゃいけない「大雨」対策
そして、梅雨で見逃せないのが大雨。
ここ数年は「想像以上の雨」が増えていますよね。
台風並みの豪雨や、突然のゲリラ豪雨で交通が止まったり、避難勧告が出ることも。
でも大げさな防災準備はなかなか続きません。
ずぼらな私でも「これだけはやっておこう」と思える、最低限の備えを紹介します。

ずぼら流・最低限の大雨対策

・スマホの災害通知をオンにしておく
意外と設定していなかったりするので、今一度チェック。音が鳴るだけでも心構えができます。
・避難所の場所だけでも把握する
「家の近くの小学校だな」程度でも、いざという時に安心です。自治体のホームページでサクッと確認しておきましょう。
・モバイルバッテリーは常に充電済みで
停電や情報収集にスマホは必須。常に満タンじゃなくても、使える状態にしておくと安心。
・1食分のレトルトと水を置いておく
3日分はムリでも、カップ麺と水、レトルト1〜2食だけでもあると気持ちが落ち着きます。
◆ 無理しない梅雨対策で、心を軽く

梅雨は毎年来るものだからこそ、無理せずに、自分のペースで乗り越えたいもの。
完璧を目指す必要はありません。
ちょっと気にするだけ、ちょっと工夫するだけで、部屋も気分もずいぶんと違ってきます。
ジメジメの毎日が少しでも軽やかに過ごせますように。
そして、今年の梅雨が、少しでもやさしく通り過ぎてくれますように。

📌 まとめポイント
- 部屋干しは「間隔」と「風」がカギ
- カビ対策は「ついで掃除」と「置くだけ除湿」
- 大雨対策は「最低限でも備えれば安心」
☔ 今年の梅雨、どうなる?
「今年の梅雨は、入りがやや遅めで期間も短めの予想です。ただしその短い期間の中に、ぐっと降る日が増えるかも。とくに6月下旬〜7月上旬は大雨の可能性が高く、少しの“備え”が安心につながりますね。」
気象庁が提供する「キキクル(危険度分布)」を活用するのも、有効な対策のひとつです。
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