殺虫剤はちょっと待って
ゴールデンウィーク(GW)前後に、家の中で大量に羽虫を発見する事があります。
びっくりするのと気持ち悪いのとでパニックになりそうですが、
ちょっと冷静になりましょう。
やみくもに殺虫剤をぶちまけてしまわないようにしましょう。
日本で最も被害が多い
ヤマトシロアリが結婚飛行(群飛)を行う時期と重なるため、羽アリの大量発生が非常に起きやすいタイミングです。
1. GWに羽アリが出た時の「ひどい状況」
- 数千匹規模の大量発生: わずか数十分の間に、壁の隙間や柱から数百〜数千匹の羽アリが噴き出すように現れます。
- 「家が食べられている」サイン: 羽アリが出るということは、すでに床下や柱の中に数万匹規模のシロアリの巣が完成し、飽和状態になっている証拠です。目に見える羽アリは氷山の一角に過ぎません。
- 連休で業者がつかまらない: GW期間中は多くの駆除業者が休みだったり、予約が埋まっていたりするため、精神的な不安を抱えたまま連休を過ごすことになります。
2. まず絶対にしなければならないこと(応急処置) [1]
パニックになりがちですが、「殺虫剤をまかない」ことが最も重要です。
- 掃除機で吸い取る: 最も効果的で安全な方法です。シロアリは衝撃に弱いため、吸い込まれる際の圧力で死滅します。
- ビニール袋で出口を覆う: 羽アリが出てきている隙間や穴をビニール袋で覆い、テープで固定して捕獲します。
- ガムテープで塞ぐ: 出てきている穴をテープで一時的に塞ぐのも有効です。
- 死骸や羽を保存しておく: 後日、専門業者がシロアリの種類(ヤマトシロアリか、それ以外の種類か)を特定するための重要な証拠になります。
3. 【重要】やってはいけないNG行動 [1]
- 殺虫スプレーを直接かけない: 殺虫剤の成分を嫌がったシロアリが、家のさらに奥深くや別の柱へと逃げ込み、被害を拡大させてしまいます。
- 放置しない: 羽アリは数日で出なくなりますが、それは「いなくなった」のではなく「羽アリの群飛が終わった」だけです。建物の食害は現在進行形で続いています。

家の中でシロアリの羽アリが飛び出しやすい場所は、「湿気の多い水回り」や「玄関・和室」などです。
家の中で羽アリが見つかるということは、すでに床下や壁の中に巨大な巣(コロニー)ができている可能性が非常に高いと考えられます。
羽アリが飛び出しやすい場所
シロアリは湿気を好むため、以下のような場所から発生しやすくなります。
- 浴室(お風呂場): 床下点検口やタイルの隙間、ドア枠などから飛び出すケースが多く見られます。
- 洗面所・トイレ・キッチン: 水漏れや湿気が溜まりやすい場所の隙間が狙われます。
- 玄関・勝手口: 框(かまち)やドア枠、床の隙間など、地面に近い場所から発生します。
- 和室(畳): 湿った畳の隙間や、柱の継ぎ目などから現れることがあります。
発生する原因
羽アリが家の中で大量発生するのには、明確な理由があります。
- 新しい巣を作るための「群飛(ぐんぴ)」
巣の中のシロアリが増えすぎた際に、新しい女王・王になる一部のシロアリが羽を持って一斉に飛び立ちます。これを群飛と呼び、人間で言う「分家」や「引越し」のような現象です。 - 家の中に「成熟した巣」がある
羽アリが出るのは、巣ができてから数年が経過し、数万匹規模に成長したサインです。つまり、すでに家の木材が食害されている可能性が高い状態です。 - シロアリ好みの環境(湿気・エサ)が整っている
雨漏りや水漏れ、床下の通気不足などで木材が湿っていると、シロアリにとって絶好の繁殖場所となります。 [1, 2, 3,
💡 注意点と対策
- 殺虫剤を使わない: 巣穴に直接スプレーをかけると、シロアリが警戒して別の場所に逃げ込み、かえって被害を広げてしまうことがあります。
- 掃除機で吸い取る: 飛び出した羽アリへの応急処置としては、掃除機で吸い取る(吸い込まれた際の圧力や乾燥で死滅します)か、粘着テープで捕まえるのが安全です。
もし家の中から大量に出てきている場合は、早めに専門業者による調査を検討することをお勧めします。

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