シロアリ対策が地震対策に?見落とされがちな住宅の“弱点”とは

近年増える大地震。備えは万全ですか?

日本は世界有数の地震大国。最近では各地で地震が頻発しており、将来発生が懸念されている「南海トラフ地震」への備えも注目を集めています。
耐震補強や防災グッズの準備をされているご家庭も多いかと思いますが、「シロアリ対策」まで考えたことはありますか?

実は、シロアリ被害が原因で家の耐震性が大きく低下していたケースが多数報告されています。
阪神・淡路大震災(1995年1月17日)や東日本大震災(2011年3月11日)などの際、シロアリ被害さえなければ倒壊を免れた可能性がある住宅が非常に多かったという調査結果があります。

例えば、阪神・淡路大震災の被災地では、シロアリ被害や腐朽のある木造住宅の全壊率は約93%に達し、被害がなかった住宅の約2割に比べ、倒壊リスクはおよそ4倍にまで高まっていました。

このように、外からは見えないシロアリのダメージは、実際の大地震での耐震性に大きく影響していたのです。

当時の新聞記事より

見えない“弱点”=シロアリ。その脅威と耐震性への影響とは?

今回のテーマは、住宅の見えない“弱点”であるシロアリの被害と、それが地震時にどのようなリスクをもたらすのかについてです。実は、多くのご家庭が気づかないうちに、建物の耐震性を大きく損なっている可能性があります。


🐜 シロアリが住宅に与える深刻なダメージ

シロアリは、住宅の構造上もっとも重要な部分を好んで食害します。厄介なのは、外見からでは被害に気づきにくいことです。

一見きれいな柱でも、内部がスカスカになっていた――
これは、シロアリ被害でよくあるケースです。

🏠 特に注意が必要な住宅の特徴

以下のような住宅は、シロアリの被害リスクが高くなります。

  • 築10年以上が経過している
  • 床下の通気性が悪く、湿気がこもりやすい
  • 新築時やリフォーム時以降に防蟻処理(予防施工)をしていない
  • 過去5年以上、シロアリ点検を受けていない

⚠ 地震時にどう影響する?~耐震性との関係~

地震大国・日本において、シロアリ被害は命にも関わる問題です。
なぜなら、シロアリによって建物の耐力(強度)が著しく低下するからです。

地震時に起きうる具体的なリスク

  • 📉 壁の耐力が低下し、横揺れに耐えきれなくなる
  • 🧱 柱や土台が食害により折れる・崩れる
  • 🏚️ 家全体の構造が弱くなり、耐震補強していても効果が薄れる

実際、阪神・淡路大震災や東日本大震災の際、シロアリや腐朽があった住宅の全壊率は9割以上にものぼったという調査もあります。
「シロアリさえいなければ、家は倒壊していなかったかもしれない」――そんな声も現場では多く聞かれました。

耐震性能を守るためにも、「シロアリ対策は地震対策の第一歩」と言えるのです。


シロアリ・地震対策は「セット」で考える時代

シロアリ対策と地震対策は切り離せません。どちらか一方では、家を守りきることはできないのです。

✅ シロアリ&地震に強い家づくりのポイント

では、シロアリと地震の両方に強い家をつくるには、どんな対策が必要なのでしょうか?
以下の4つのポイントをおさえておくことで、住宅の「見えないリスク」を減らすことができます。


1. 定期的なシロアリ点検(5年に1回が目安)

シロアリは静かに侵入し、長年にわたって木材を食い続けます。
「気づいた時には手遅れ」にならないために、定期的な床下点検が欠かせません。

  • 専門業者による点検は短時間・無料で受けられる場合も多い
  • 築5年以上が経過したら、点検を検討するタイミングです

2. 防蟻処理(予防施工)

新築やリフォーム時、または点検の結果問題がなかった場合でも、予防処理をしておくことが重要です。

  • 一度の処理で5年間程度の効果が持続
  • 床下全体に薬剤を散布して、侵入をブロック

3. 耐震診断・耐震補強とセットで考える

耐震補強を行う際には、その土台が健康かどうか(=シロアリ被害の有無)を必ず確認しましょう。

  • 被害箇所があるままでは補強の効果が半減
  • 逆に、補強工事と同時に修復・防蟻処理を行えば、二重の安心

4. 床下の換気・湿気対策

湿気はシロアリの大好物です。床下の環境を改善することで、
被害リスクを大幅に低下させられます。

  • 床下換気口の増設や換気扇の設置
  • 調湿材の敷設で、常に乾燥した環境を保つ
  • 雨漏り・水漏れがないかの確認も重要

🏠 まとめ:今こそ、住宅の健康診断を

地震が多発する今の日本において、「シロアリ対策=命を守る対策」と言っても過言ではありません。

  • ✅ シロアリに強い=構造がしっかりしている
  • ✅ 地震に強い=安心して住み続けられる
  • ✅ 両方対策すれば、資産価値の維持にもつながる
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そして、シロアリ防除は“保険”のようなものです。
自動車で言えば「自動車保険」と同じで、万が一の時に被害を最小限に抑える備えになります。
しかもこれは、掛け捨てではなく “家を守る投資”。
定期的な予防と点検をしておけば、後々の高額な修繕費や倒壊リスクを避けることができ、結果的に大きな安心と経済的メリットにつながります。

📞 ご相談・点検受付中!

当社では、床下の点検や、耐震診断・防蟻処理・床下換気対策など、幅広く対応しています。
「うちは大丈夫かな?」と不安を感じた方は、お気軽にご相談ください。

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